私は、子供のころから勉強をしろと一度も言われたことがありません。ただ、勉強でも遊びでもなんでもいいから、「一生懸命にしろ」と言われていました。

父の話で印象的なものがあります。「今日を80%で生きたら、次はその80%の力が100%に感じる。さらにその80%で生きたら、だんだん最初より力がなくなっていくやろ?けど、毎日120%で生きたら、どうなる?すごく差が出るやろ?なんでも一生懸命にやりなさい。」

つまり、最初の力を100とすると 80%で生きてる人は、80⇒64⇒51 と、だんだん力が弱くなります。 逆に、120%で生きてる人は、120⇒144⇒172 となるわけです。

3回かけただけで、51と172。 3回かけるのがどのくらいの期間かはわかりませんが、時間が経つにつれてものすごく差がつくわけです。

税理士を目指した私は、通信教育では無理だと判断し、仕事の後、1時間かけて専門学校に通うことにしました。そこで、大量の宿題と、それをこなしていかないと受からない現実に、税理士試験の難しさを知りました。毎日、1日の終わりに「今日は120%出し切れたか?今日の自分は、本当にこれ以上力は出せないか?」と自問自答し、自分を奮い立たせていました。父の言葉を信じて。